2003年08月09日(土) 20時03分
架空アダルトサイト利用料詐取事件 無職の男を追送検し捜査終了−−府警 /京都(毎日新聞)
府警生活経済課などは8日までに、政治結社を装い、架空の携帯電話アダルトサイト利用料を男性5人から約10万円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕した大阪市西区千代崎2、無職、竹本淳一被告(30)=公判中=が、他に63人から計約119万円をだまし取ったとして追送検、一連の捜査を終結した。
調べでは、竹本被告は近畿一円の高校の卒業者名簿を「名簿屋」から入手。昨年11月から今年3月までの間、右翼団体などを推定させる団体名で、「出会い系アダルトサイトの利用料金が未納」などと印刷した偽の請求書を20〜30代の男性に6万通以上送り付け、約970人から計約1860万円を銀行口座に振り込ませたとされる。
竹本被告は架空のアルバイトを募集し、応募してきた人の健康保険証のコピーを使って、他人名義の銀行口座を開設。入金された分を更に別の口座に移し変えるなど偽装工作を図っていたことが捜査過程で分かり、組織的犯罪処罰法(犯罪収益等仮装など)違反容疑でも追送検した。 【田村晃一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030809-00000002-mai-l26