2003年08月08日(金) 19時24分
信販大手アプラスの顧客情報8万人分がDM会社に流出(読売新聞)
信販大手のアプラス(本社・大阪市)は8日、約8万人分の顧客情報が複数のダイレクトメール(DM)会社に流出していたと発表した。
アプラスによると、2月に作成したクレジットカードの分割払いの顧客名簿のうち、7万9110人分について名前、住所、生年月日、電話番号、年収区分などの情報が流出した。
7月に顧客から問い合わせがあり、調査したところ、東京都のDM会社2社が持っていた情報が、この顧客名簿にすべて含まれていたことが判明した。DM会社は「仲間うちで購入した」と説明したという。
顧客名簿の作成は、社外の情報処理会社(東京)に委託し、営業部門で管理している。限られた社員しか触れられないため、作成過程や保管の状況などを詳しく調べている。
アプラスでは、流出経路を調査するとともに、警察に被害届を出すことも検討しており、東京地裁に情報の使用差し止めを求める仮処分を申請し、5日付で決定を受けた。該当する顧客におわび状と1000円分の商品券(総額約8000万円相当)を郵送し、専用の電話番号(0120・051・665)を設けて、問い合わせに応じている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030808-00000511-yom-bus_all