2003年08月08日(金) 15時33分
ネット証券4社、東証に夜間取引市場開設の検討を要望(ロイター)
[東京 8日 ロイター] 松井証券<8628.T>、DLJディレクトSFG証券(東京都千代田区)、カブドットコム証券(東京都中央区)、ソフトバンク・インベストメント<8473.T>傘下のイー・トレード証券のネット証券4社は、きょう午前、東証に夜間取引市場の開設検討を求める要望書を提出した。
東証は2000年7—10月にかけて設置した夜間取引市場に関する作業部会で、開設は「時期尚早」との結論をまとめていた。
ネット証券4社は、要望書で、その後のネット取引の拡大などの環境変化を指摘。「何よりも、数字(実績)、流れを前提にした議論を要望した」(松井証券の松井道夫社長)という。
これに対し、東証側は、投資家のニーズについては慎重に議論する必要がある、などと答えたという。
松井社長は、3年前の結論について、「率直に言って、対面(取引主体の証券会社)が反対した」と振り返り、投資家の論理が重要、と主張した。DLJディレクトSFG証券の国重惇史社長は、サラリーマンなど昼に株式売買ができない投資家は多いとし、夜間取引市場の必要性を訴えた。松井社長は、「半年、1年もかけて議論する問題ではない」として、東証にはすみやかな検討を要請した、という。
(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030808-00000993-reu-bus_all