2003年08月07日(木) 08時25分
ヤミ金店長に月給300万円 ノルマで競わせ勢力拡大(共同通信)
指定暴力団山口組系組員らのヤミ金融事件で、出資法違反容疑で指名手配中の元組幹部梶山進容疑者(53)は、ノルマを達成した傘下のヤミ金融店長に毎月約300万円もの給料を支払っていたことが7日、警視庁などの合同捜査本部の調べで分かった。
店舗の収益が上位と下位の店長では月給に100万円以上の差があり、捜査本部は各店長を競わせてグループ全体の収益を増やしたとみている。
調べでは、梶山容疑者は、25店で構成する「TO」グループの店長をまとめていた松崎敏和容疑者(34)=同容疑で逮捕=に、毎月の店長会議でノルマを課すことを指示。急増した収益の一部を新たな店舗の開業資金に回すなどして店舗数も増やしていたという。
松崎容疑者は店長会議で収益増を指示する際、成績の悪い店長に対し「原因と対策は何だ」と詰問していた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030807-00000037-kyodo-soci