2003年08月07日(木) 17時49分
ヤミ金口座を仮差し押さえ 対策会議の基金を活用(共同通信)
ヤミ金融被害者を支援する「関西ヤミ金対策会議」は7日、裁判所によるヤミ金融業者の銀行口座の仮差し押さえを目的に設立した基金を活用して、4業者の口座の仮差し押さえが認められたと発表した。
仮差し押さえが命じられると、業者は口座から現金を引き出せなくなり、被害者は悪質な取り立てに対し損害賠償を求めて勝訴すれば賠償金を支払わせることができる。
対策会議によると、ヤミ金融業者の口座封じ込めに組織的に取り組むケースは全国で初めて。
基金は仮差し押さえに必要な担保金を助成。5月28日に設立し、これまでに兵庫県尼崎市内の主婦ら3人が被害に遭った4業者の口座の仮差し押さえが認められた。
都内の業者から2万円を借り、3万8000円の返済を求められた大阪府高槻市の無職女性の場合、業者の口座に約11万5000円の残高があった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030807-00000143-kyodo-soci