2003年08月07日(木) 10時52分
東京の排出4社が産廃撤去 青森、岩手の不法投棄現場(共同通信)
青森、岩手県境の国内最大規模の産業廃棄物不法投棄問題で、無許可の収集運搬業者に廃棄物を委託したとして、両県から廃棄物処理法に基づき撤去の措置命令を受けたメーカーなど東京の排出事業者4社が7日、投棄現場で廃棄物計約5トンを撤去した。
両県知事の命令により排出事業者が撤去するのは今回が初めて。両県は今後、違反が確認できた事業者に対して順次同様の措置命令を出す方針。
実際に出した廃棄物を現場で特定するのが困難なことから、4社は排出したものと同種・同量の廃棄物(燃え殻約1トン、ごみ固形物約4トン)を撤去。青森市と岩手県大船渡市の処理業者に焼却などの処理を委託する。
岩手県側の現場では、午前8時20分すぎから両県職員や4社の従業員など約20人が見守る中作業開始。真っ黒な土となった廃棄物はパワーショベルで掘り起こした後、10キロずつビニール袋に詰められた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030807-00000074-kyodo-soci