2003年08月06日(水) 15時10分
<新聞詐欺>集金を装い高齢者中心に50件被害 大阪市北部で (毎日新聞)
大阪市北部を中心に新聞販売店の集金を装って高齢者から新聞代金をだまし取る事件が相次ぎ、今年に入って約50件の被害が出ていることが6日分かった。自宅を訪問して新聞購読料を受け取り、「領収書が手元にないので後で届ける」などと告げて立ち去る手口で、毎日新聞などの販売店を名乗っている。被害者は70〜80代に集中しており、大阪府警は高齢者を狙った新手の詐欺事件とみて捜査している。
調べでは、大阪市旭、都島、城東区などで続発している。さらに、北区では4月29日、79歳の女性が自宅前で、20〜30歳くらいの男に「新聞屋だが、新聞代の今月分がまだだ」と言われて約3600円を支払った。男は「領収書は後でポストに入れておく」と告げて、黒っぽい自転車に乗って立ち去った。鶴見区では5月28日、男が毎日新聞を名乗って77歳の女性宅を訪問。「集金に来た」と告げて女性から1万円札をだまし取った。
犯人はいずれも男1人だが、20代から50代までと年齢幅があり、複数の犯人がいるとみられる。毎日、朝日、読売、産経などの新聞社を名乗ったり、「新聞屋」とだけ告げるケースもあった。【中尾卓司】
▽毎日新聞大阪本社代表室の話 集金にうかがう際は、必ず所定の領収書と引き換えにお支払いください。この領収書はコンピューターで金額などが印字されており、販売店名の書かれた領収印が押されています。手書きの市販の領収書は使っていませんので、十分注意してください。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030806-00001067-mai-soci