2003年08月05日(火) 21時02分
住基ネットで公開討論会=個人情報漏えいの危険性など議論(時事通信)
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)のセキュリティー対策をめぐり、総務省の住基ネット調査委員会と長野県に住基ネットからの離脱を提言した同県審議会の委員らによる公開討論会が5日夜、都内で行われた。
双方から4人ずつが出席。長野県側は、住基ネット反対運動を続けるジャーナリストの櫻井よしこ氏が、多くの市町村で住基ネットが間接的にインターネットとつながり、個人情報漏えいの危険性があることを指摘した。同氏は「国民全員の情報を入れる仕組みが、インターネットにつながる危険を認識しない大臣と官僚を持つ国は悲劇だ」と強調した。
これに対し、総務省側は、大山永昭東京工大教授が、「住基ネットは十分な安全性が確保されている。参加しない人はインターネットによる行政サービスを受けられない」と反論した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030805-00000312-jij-pol