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合同捜査本部は四日、五菱会の関係先数十カ所を家宅捜索し、五日も同会東京事務所などを捜索した。
同会傘下の約一千の業者は十−二十店舗ごとに「FC」「AR」などと呼ばれる二十数グループに組織化され、グループ内の業者が同じ多重債務者に次々に融資しては悪質な取り立てを繰り返し、効率的に利益を上げる構図になっている。
調べでは、梶山容疑者と「TOグループ」を経営する松崎容疑者は田中章彦被告(38)=出資法違反罪で起訴=らとともに、昨年四月から十二月にかけて、貸金業「スタート信販」の客である札幌市の主婦(47)ら六人に計約五十二万円を貸し付け、出資法の上限利息を大幅に上回る計百二十五万円の利息を受け取っていた疑い。
合同捜査本部は今年一月末、法定の上限利息を上回る金利で客に金を貸し付けた出資法違反容疑で、五菱会系組員ら二人を逮捕して以降、これまでに十六店舗を摘発。組員五人を含む計二十五人を逮捕してきた。六月にはグループに多重債務者のリストを販売していた名簿業者も出資法違反のほう助容疑で摘発していた。
業者の多くは都知事に貸金業登録しているが、利益は五菱会傘下の組を通じて梶山容疑者らに吸い上げられ、五菱会の資金源になっていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030805/eve_____sya_____008.shtml