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梶山容疑者は「ヤミ金融のドン」と呼ばれ、暴力的な取り立てを行う山口組系業者の元締め的な存在とみられている。捜査本部は、上納金が大きな資金源となっているとみて、金の流れの解明を進める。
調べでは、松崎容疑者は都内のヤミ金融グループ「TOグループ」の社長として、出資法違反の疑いで公判中の貸金業の男性(33)らと共謀。昨年4月上旬から12月中旬にかけ、49回にわたり、札幌市に住む主婦(47)ら6人に計約52万を貸し付け、法定金利の約27−380倍に当たる計約125万円の利息を取り立てた疑い。
梶山容疑者は都内で約1000件のヤミ金融店舗を経営。捜査本部は東京都豊島区内にある店長名義の貸金庫から2000万円の収益金を押収しており、1店舗当たり3億円以上の収益があったとみて追及している。
出資法で定められた年利29.2%を超えて法外な高利でカネを貸すヤミ金融は全国に2万−3万あるとされ、うち2割程度が暴力団関係の業者とされる。全国貸金業協会連合会の試算では、ヤミ金融被害者は104万人に上り、被害総額は年1兆2000億円に上る可能性があるという。
ZAKZAK 2003/08/05