悪質貸金　９業者“取り消し” 「債務整理」装う詐欺も（東京新聞）

2003年08月05日(火) 00時00分

　都の貸金業対策室は四日、債務整理を装った詐欺行為をしたなどとして、貸金業規制法に基づいて、都内で貸金業を営む九業者の登録を取り消し、二業者を二百十−百五十日の業務停止処分とした。

　都によると、登録を取り消された「あゆみ」（中野区）は、大阪府の多重債務者の男性に対し「債務を整理する」と持ちかけながら何もせず、手数料計三十九万三千円をだまし取ったという。こうした「整理屋」を詐欺行為で登録取り消しにしたのは都では初めて。

　「新都心総合信用」（品川区）は架空の営業所を登録し、長野県の女性に対し、他の金融業者を紹介すると偽り、紹介手数料四十五万円をだまし取ったとして登録を取り消された。

　このほか「誠友信用」（豊島区）「マインド」（同）「ケイオウ」（新宿区）「明徳信用」（同）「マリア企画」（同）「エンジェルハート」（同）「山陽企画」（大田区）が登録を取り消され、「フレッシュ空間」（千代田区）「ロング信販」（豊島区）が業務停止命令を受けた。

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