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3日間に300回以上のいたずらの110番通報をしたとして、愛知県警は4日、名古屋市中村区烏森町8丁目、無職坪井克吉容疑者(47)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。調べに対して、坪井容疑者は「知らない」と容疑を否認しているという。
県警は今年4月以降、携帯電話からの110番通報が「非通知」であっても、強制的に番号を表示するシステムを導入。同システムなどで確認したところ、7月だけで、坪井容疑者からの通報が、約3800回に上るとみている。
中村署の調べでは、坪井容疑者は7月10〜12日に、自分の携帯電話から無言などいたずらの110番通報を303回繰り返し、県警通信指令課の業務を妨害した疑い。
同署が、坪井容疑者を割り出したのは、6月9日にかかってきた「駐車違反を取り締まれ」という110番がきっかけ。対応した同課員が駐車違反の場所などを尋ねると、最初は「そんなこと分かっとるだろう。お前らは税金泥棒だ」などと言っていたが、最後に住所や氏名を名乗ったという。その後も、歌や「ウォー」という叫び声の110番がやまず、捜査していた。
1日に約500回かかったこともあり、逮捕時も携帯電話に5件の発信履歴が残っていたという。
県警のまとめでは、昨年1年間の110番は約82万7000件。このうちいたずらは約6%だったが、今年7月は17.2%にはね上がった。業務に支障が出るため、県警は「いたずらには強制捜査も含め、厳しく対応する」としている。(08/04 22:11)