2003年08月04日(月) 20時45分
“健康食品”アマメシバで呼吸器障害、厚労省が調査(読売新聞)
健康食品として売られている低木の植物「アマメシバ(天芽芝)」の粉末を飲んだ鹿児島県内の40歳代の女性が、重症の呼吸器障害を起こしていたことがわかり、厚生労働省は4日から情報収集を始めた。国内での被害報告は初めて。
同省などによると、女性は、アマメシバの新芽や葉を粉末にした製品を昨年12月から毎日8グラム飲み始めた直後、発疹(ほっしん)やたんを伴うせきが出て、今年2月ごろから息切れの症状が悪化。4月、閉そく性細気管支炎と診断された。女性に持病などはなく、アマメシバが原因とみられる。
アマメシバは、トウダイグサ科の高さ1—3メートルの低木で、東南アジアが原産。日本でも沖縄県を中心に約3000トンが生産されているという。
台湾では、1994年からの6年間で、ダイエット目的でアマメシバの生ジュースを飲んだ少なくとも200人が閉そく性細気管支炎を発症し、9人が死亡したとの報告がある。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030804-00000312-yom-soci