2003年08月04日(月) 00時00分

遺伝子組み換え作物「いらない」（朝日新聞・）

■谷和原村で集会
　谷和原村の一般農地で遺伝子組み換え（ＧＭ）の大豆が開花した問題で、生産者や市民グループでつくる「遺伝子組み換え作物いらない！茨城ネットワーク」が３日、谷和原村で集会を開いた。約１５０人が参加し、「在来種の大豆は大事な資源。交雑すれば、失われる」と訴えた。

　「花粉が在来種と交雑する遺伝子汚染を防ぐ社会的ルール作りのきっかけに」と同ネットワークが集会を計画した。試験栽培をした「バイオ作物懇話会」や農水省に参加を呼びかけたが、断られたという。

　出席した中村敦夫参院議員（みどりの会議）は「２１世紀は生命環境を守る時代。ＧＭ太豆の開花を放置した農水省の責任は重大だ」と発言した。

　同ネットワークはＧＭ大豆の花粉の飛散防止を地主側に申し入れたが、話し合いがつかないまま、７月２６日にメンバーの一部が大豆をトラクターで土にすき込んだ。被害届を受けた水海道署が関係者から事情を聴いている。

（8/4）

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6136