2003年08月04日(月) 15時05分
<全日空>愛称を「ANA」に統一 機体の文字を順次塗り替え(毎日新聞)
「全日空」から「ANA」へ——。全日本空輸は、愛称を「ANA」に統一し、機体の文字を順次塗り替えている。中国で「全日空」は「一日中空っぽ」と訳され、縁起が良くないという。「全日空」は、同社設立以来46年間親しまれてきたが、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)などの影響で減った旅客を呼び戻すため、「マイナスイメージは少しでもなくしたい」と愛称の統一に踏み切った。
3日に関西国際空港を出発した中国・北京便は新塗装の機体で、既に塗り替えが終わっている成田発も含め北京便はすべて「ANA」と書き換えた航空機になった。
同社は「より国際的に認知されるブランドに」と、愛称を「オール・ニッポン・エアウエーズ」の略「ANA」に統一し、昨年8月から166の機体を塗り替えている。1機当たりの総塗り替え費は約2000万円。今年4月、同社発行の時刻表などでも一斉に「ANA」に切り替えた。
同社関西空港支店は「北京便は優先的に新塗装の機体を回した。他の中国路線も塗り替えていきたい」と話す。【佐藤孝治】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030804-00001058-mai-bus_all