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大津市の大津文化ビジネス高等専修学校(外池和彦理事長)が無免許教諭に授業をさせていた問題で、同校が正規の教諭で授業をしているよう改ざんした時間割を、技能連携先の大阪府茨木市の私立高校に提出していたことが3日、分かった。高校側は大阪府教委の検査の際、この時間割を虚偽のものと知らずに提示していた。また高校側は、「商業」の免許を持つ教員がいない状態が続いていた点を重視、「このままでは技能連携を見直さざるを得ない」としている。
改ざんは02年度の「体育」「現代社会」の2科目。実際は小学校の教員免許しか持たない教諭が体育を、「地理歴史」の免許の教諭が現代社会をそれぞれ担当していたのに、提出した時間割では、教員免許を持つ教諭の名前に変えていた。01年度に、高校側から両科目で免許を持つ教員の不在を指摘されたための措置とみられる。
「商業」の授業については、01年度に退職した教諭の免許コピーを提出するなどしていたため、時間割の改ざんまではしなかったらしい。
問題が今月2日に表面化したことから、高校側が3日、外池理事長を呼んで授業実態を確認し、改ざんが発覚した。外池理事長は事実を認め、高校側に陳謝したという。
高校の副校長は「まさかという思い。今後はすべてを疑ってかかるしかなくなる。商業で免許のある先生が一人もいないのでは、技能連携も続けられない」としている。【森田真潮】
[毎日新聞8月4日] ( 2003-08-04-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030804k0000m040110000c.html