2003年08月04日(月) 00時00分
Sobig ファミリーで5割以上——ソフォスの7月トップ10ウイルス(japan.internet.com)
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2003年7月トップ10ウイルス グラフ画像:ソフォス提供
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企業向けウイルス対策会社の
ソフォス株式会社は2003年8月4日、
2003年7月の「トップ10ウイルス」を発表した。
それによると、
1位(新規)W32/Sobig-E(Sobig 亜種)47.8%、
2位(前月1位)W32/Bugbear-B(Bugbear 亜種)11.0%、
3位(前月3位)W32/Klez-H (Klez 亜種)5.9%、
4位(再帰)W32/Sobig-A(Sobig 亜種)2.7%、
5位(新規)W32/Parite-B(Parite 亜種)0.9%、
5位(前月4位)W32/Sobig-B(Sobig 亜種)0.9%、
7位(新規 W32/Ganda-A (Ganda 亜種)0.8%、
8位(前月9位)W32/Opaserv-G(Opaserv 亜種)0.7%、
8位(新規)W32/Sobig-D(Sobig 亜種)0.7%、
8位(新規)W95/Dupator 0.7%、
その他 27.9%だった。
1位の
Sobig-E を含め、
トップ10には4種類の Sobig ワームが登場しており、
Sobig ファミリーは Sophos サポートセンターに寄せられた報告の5割以上を占める結果になった。
ソフォスでは同時に2003年7月の「偽ウイルス情報ワースト10」も発表しており、
1位「Bill Gates Fortune」、
2位「JDBGMGR」、
3位「Hotmail hoax」、
4位「Meninas da Playboy」、
5位「Bonsai kitten」、
6位「Budweiser frogs screensaver」、
7位「Free Flight」、
8位「Frog in a blender/Fish in a bowl」と「Virtual card for you」、
10位「WTC Survivor」の順だった。
1位になった「Bill Gates Fortune」は、
このメールを友人や家族に転送するとビル・ゲイツ氏の資産がもらえるというもので、かつて流行したものだそうである。
2位の「JDBGMGR」は2003年上半期の偽ウイルス情報のワースト1に輝いたもの。
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http://japan.internet.com/webtech/20030804/3.html