2003年08月04日(月) 08時46分
[セキュリティ]コンピュータウイルス新種速報<8月1日発表>(BCN)
【シマンテック】
◆「W32.Mimail.A@mm」(危険度=3、米国時間8月1日発見)・・・電子メールを利用して拡散するウイルス。Microsoft Outlook およびOutlook Expressの既知の脆弱性を利用しようと試みる。被害状況:高、ダメージ:低、感染力:高。
詳細と対策
◆「Backdoor.Roxy」(危険度=1、米国時間7月31日発見)・・・W32.Randex.Dが投下するプロキシHTTPサーバー。被害状況:低、ダメージ:低、感染力:低。
詳細と対策
◆「W32.HLLW.Gotorm」(危険度=1、米国時間7月31日発見)・・・一部のコンピュータゲームから秘匿情報を盗み出したり、KaZaAファイル共有ネットワークを介して感染を広げようと試みたりするワーム。被害状況:低、ダメージ:低、感染力:中。
詳細と対策
◆「Backdoor.Beasty.G」(危険度=1、米国時間7月31日発見)・・・感染先コンピュータ上で待機用のポートを開くトロイの木馬。web.icq.comを使って、感染先コンピュータのIPアドレスを含むメッセージを自分自身の作者のICQ Unified Messaging Centerに送信する。被害状況:低、ダメージ:中、感染力:低。
詳細と対策
◆「Backdoor.Fxsvc」(危険度=1、米国時間7月30日発見)・・・自分自身の作者が感染先コンピュータにアクセスできるようにするバックドアトロイの木馬。被害状況:低、ダメージ:低、感染力:低。
詳細と対策
◆「W32.Upering.Worm」(危険度=2、米国時間7月30日発見)・・・AOLのアドレス帳に登録されているメールアドレスおよびインスタントメッセンジャの連絡先全員に自分自身を送信することで感染を広げる大量メール送信ワーム。被害状況:低、ダメージ:低、感染力:高。
詳細と対策
【日本ネットワークアソシエイツ】
◆「W32/Mimail@MM」(危険度=企業ユーザー:中、個人ユーザー:中、米国時間8月1日発見)・・・種別:ウイルス。主な発病は、大量メール送信。メッセージの構造が数日前に送信された迷惑メールDownloader-DKに似ている。数千のメールアドレスに対して迷惑メールを送信する。ワームが起動すると、ローカルシステム内で発見されたメールアドレスを抽出し、そのメールアドレスに自身を送信する。対応定義ファイル:4282、対応エンジン:4.1.60以降。
詳細と対策
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http://www.computernews.com/ (BCN)
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