2003年08月03日(日) 19時41分
<携帯電話>解約後もカメラなどで使用 回収台数減少(毎日新聞)
使用済み携帯でも手放しません——。情報通信ネットワーク産業協会がまとめた02年度の携帯電話・PHSのリサイクル状況調査で、機器本体の回収台数は前年度比200万台近く減少していることが分かった。同協会は「機器の高機能化で、解約後も処分せずにカメラやゲーム機用として使うケースが増えているようだ」と分析している。
同協会によると、02年度の機器本体の回収台数は1136万9000台(746トン)で、前年度の1310万7000台(799トン)から激減。電池も前年度比約200万個減の972万7000個、充電器も同約90万台減の335万5000台と減少が目立った。
最近の携帯電話はカメラ付き機種で、デジタルカメラの低機種並みの100万画素以上のCCD(電荷結合素子)を搭載し、写真プリントも手軽にできるようになるなど、携帯以外の利用も可能。
機種変更や解約によって不要となった携帯電話・PHSについては、NTTドコモ、KDDI、J−フォンなどで構成する「モバイル・リサイクル・ネットワーク」加盟の全国約8500店が無償で自主回収してリサイクル業者に渡し、再資源化を促している。【伊藤一博】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030804-00000034-mai-bus_all