2003年08月02日(土) 00時00分
原町の高速インターネットの加入者低迷(朝日新聞・)
原町市で無線を使って超高速インターネット通信を可能にする市民アクセス網事業が始まって1カ月たったが、加入者数が予想をかなり下回っている。同市は今月から愛称を公募するなどして関心を高め、加入促進を図ることにしている。
7月1日のサービス開始時の加入申し込みは230件で、31日までで296件。しかも、この4分の1は無線が届かないサービス地域外からだ。当初はスタート時で400世帯、その後毎月30〜40世帯増加すると想定していたので、サービス地域内の申し込みは予定の半分程度という状況だ。
第1期は家庭に設置する無線送受信機の数から700件とし、年内にそれをいっぱいにするのが目標だった。それを達成するには、地域外からの申込率が変わらないと仮定すると、毎月120件程度の申し込みが必要となる計算だ。
同市情報政策室の鈴木吉久室長は「市民アクセス網が何であるか理解されていないことがわかった。宣伝の仕方を反省している」といい、今月から全世帯へのチラシ配布、愛称の公募などを始める。秋には7カ所の生涯学習センターで実演をすることにしている。
原町市の市民アクセス網は、加入者に新開発の一般家庭用無線送受信機を貸して、これを通じてパソコンを光ファイバーに接続できるようにする。無線方式は全国初で、各家庭にまで光ファイバーを引き込むよりずっと安くすむので、人口が少ない地域での超高速インターネット通信を可能にするモデルになるとの触れ込みだった。
(8/2)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=4489
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