2003年08月02日(土) 19時29分
取水法めぐる対立が鮮明に 川辺川利水で初の合同調査(共同通信)
川辺川利水事業の新計画策定に向け、熊本県、農水省九州農政局、利水訴訟原告団などが2日、事業対象地となる熊本県あさぎり町などを初めて合同で調査した。川辺川ダムを取水源の重要な選択肢とする農政局と、建設反対の原告団がそれぞれ意見表明し、対立があらためて鮮明になった。
調査は、農政局と原告団が事前に指定した15地点で実施。県の司会のもと、各地点で双方が意見を述べた。
農政局は各地点で「農家には水が十分に供給されていない」と強調。ダムを取水源とせず、近くの川からポンプなどで揚水する方法は、流域の水利権の関係から難しいとの考えを示した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030802-00000111-kyodo-soci