2003年08月01日(金) 18時10分
新潮社に賠償命令 麻原被告の娘めぐる記事(共同通信)
地下鉄サリン事件で殺人罪に問われた松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=の二女(22)と三女(20)が「週刊新潮の記事で名誉を傷つけられた」として、新潮社に計4300万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は1日、計130万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じた。
判決によると、週刊新潮は2002年5月30日号に「被害者補償を忘れた麻原三女『アーチャリー』のカナダ大名旅行」と題する記事を掲載。2人がオウム真理教(アーレフに改称)から大金をもらって豪遊しているような印象を与えた。
前田順司裁判長は判決理由で「被害者賠償という責任を自覚せず、教団から資金提供を受けていたと示す内容で、社会的評価を低下させた」と名誉棄損を認め「極めてずさん、無責任な取材で、客観的な裏付けがない」と述べた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030801-00000129-kyodo-soci