2003年08月01日(金) 12時17分
米当局、ネット脆弱性の早期警告システムを稼働へ(ZDNet)
米国土安全保障省は7月31日午後、インターネットのセキュリティアラートの強化を目的とする中央化された早期警告システム「Global Early Warning Information System」(GEWIS)を今秋までに稼働させる見通しを明らかにした。
同省のサイバープログラム担当ディレクター、マーカス・サックス氏は、そのシステムがTerrorist Threat Integration Center(TTIC)の対の役割を担うと説明。TTICは警察が集めた米国内情報と諜報機関による国際的な情報を融合させる大掛かりなデータ収集プロジェクト。幅広い役割が与えられているが、国家安全保障上の物理的な脅威に注力している。
サックス氏はセキュリティカンファレンスBlack Hat Briefingsでのスピーチの後、「われわれには現在、広範な早期警戒の手段がない」と取材に答えた。同省から発注を受けた研究機関SRI Internationalは、GEWISの準備段階のシステムを2003年10月までに用意し、最終版を2004年5月までに完成させる見通し。
GEWISはインターネットの脆弱なエリアを監視し、不審な活動を発見したら国土安全保障省の担当者に警告を発するという。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030801-00000019-zdn-sci