2003年08月01日(金) 12時17分
通信の匿名性を高めるツール(ZDNet)
インターネット経由のデータ送信に匿名性を求めるハッカーに向けて、新しいツールが発表された。
このプログラム「NConvert」は、ネットワーク上で送られる通信ソースとデータを隠す偽装技術を採用している。このプログラムはセキュリティカンファレンスBlack Hat Briefingsでネットワーク保護サービスのBindViewが発表したもので、プライバシーを重視するユーザーとハッカーの役に立つという。
その技術はヘッダのInitial Sequence Numbers(ISN)フィールドに含まれる四つのデータ情報を隠すことで、秘匿性の高い通信チャンネルを作り出す。ヘッダとは、ネットワーク機器とサーバに情報の扱い方を伝えるデータパケットの一部。そのヘッダには送り元と送り先のIPアドレスも含まれる。このアドレスがその通信に匿名性を持たせるのに利用される。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030801-00000020-zdn-sci