2003年07月31日(木) 00時32分
万馬券買い損ねた男性敗訴 「購入契約成立せず」(共同通信)
自動販売機のトラブルで「万馬券」を買い損ねたとして、大阪府の男性が日本中央競馬会(JRA)に払戻金約15万円など計約25万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁の田中俊次裁判長は30日、男性の請求を退けた。
田中裁判長は判決理由で「自販機の表示画面に『計算機に接続しています』と投票受け付けを表示した時点で購入契約は成立するが、今回は表示があったと認められない」と述べた。
判決によると、男性は昨年8月、大阪市中央区の場外馬券売り場「ウインズ道頓堀」で小倉競馬の1万5000円分の馬券を購入するため、自販機にマークシート式投票用紙と現金を入れたが、紙幣が詰まるトラブルが起こり、発券されないままレースが始まった。馬券が買えていれば、1、2着の馬を順番通りに当てる馬番連勝単式で171.5倍の配当を1000円的中し、投票金額を除いて15万円余りもうかるところだった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030731-00000001-kyodo-soci