2003年07月30日(水) 22時42分
株券ペーパーレス化、09年までに…法制審部会決定(読売新聞)
法制審議会(法相の諮問機関)の会社法部会は30日、株式を上場している公開会社を対象に、2009年までに株券を一斉にペーパーレス化することを柱とした商法などの改正要綱案を決定した。
導入されれば、株取引はすべて電子化される。株取引の決済を迅速に行うことが可能となり、企業側は数億円ともいわれる株券の発行コストを削減できる。
要綱案では、株式を上場していない非公開会社については、株主からの請求がない限り、株券発行は不要とした。現行商法は株式会社設立後の株券発行を義務づけているが、中小企業が大半を占める非公開会社はほとんど株券を発行していない。こうした長年の「違法状態」が解消されることになる。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030730-00000114-yom-pol