2003年07月30日(水) 18時45分
日産工場跡地を汚染区域に 都が土壌汚染対策法初適用(共同通信)
東京都は30日までに、基準を大幅に上回る有害物質の六価クロムなどを検出した日産自動車の旧村山工場跡地(立川市、武蔵村山市)の一部(2800平方メートル)を、今年2月施行の土壌汚染対策法に基づき、健康被害が生じる恐れがある区域に指定した。環境省によると、同法に基づく汚染調査はこれまで数十件あるが、汚染区域の指定は全国初。
指定された区域は、今年3月まで操業していたメッキ工場跡で、この区域を含む跡地の4分の3は宗教法人「真如苑」に売却されている。日産は来年3月末までに同社の費用負担で汚染除去する方針。
指定区域では、6月に六価クロムの溶出量が環境基準の2200倍に当たる1リットル当たり110ミリグラムや、基準を超えるホウ素化合物を検出した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030730-00000147-kyodo-soci