2003年07月29日(火) 20時40分
オーストラリア、日本の牛肉セーフガード発動に反対(ロイター)
[シドニー 29日 ロイター] オーストラリアは29日、日本が牛肉と豚肉輸入に対する緊急輸入制限(セーフガード)として関税率引き上げを決めたことに対し、非難の声明を発表した。日本の牛肉と豚肉の輸入は、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)問題で低迷していた国内消費の回復を受けて増加している。
日本の牛肉輸入関税は、従来の38.5%から50%へ引き上げられる。これは、世界貿易機関(WTO)も容認しているもので、四半期ベースでの輸入合計が急増した場合、「セーフガード」の導入が認められている。これは、「スナップバック」条項として知られている。
オーストラリアのベール貿易相とトラス農林水産相は共同声明で、「豪政府として、日本が牛肉輸入にスナップバック条項を最高水準で適用することに反対を表明する」としている。(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000060-reu-bus_all