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2003年07月29日(火) 22時35分

日赤「混入ごく少ない」 輸血製剤6000本が汚染か共同通信

 肝炎ウイルスなどに汚染されている恐れがあるのに出荷された輸血用製剤が、過去13カ月間分で判明したものだけでも6419本に上ることが29日、日赤が厚生労働省に提出した報告書で分かった。このうち未使用で回収できたのは13本。大半は既に患者に使われていた。
 日赤は「高感度検査でウイルスを見つけられない期間中に、感染者が献血をした可能性は極めて低く、実際にウイルスが混入した製剤はごく少ない」としている。しかし追跡できる1995年までさかのぼって調べ、医療機関を通じて輸血を受けた全患者に危険性を説明し、検査を呼び掛ける。追跡対象者は延べ5万人近くに上る見通し。
 肝炎ウイルスが見つかった献血者の献血歴を日赤が調べていなかったことが6月になって表面化した。厚労省は「知らなかった」としているが、監督責任が厳しく問われそうだ。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000193-kyodo-soci