2003年07月28日(月) 16時52分
加藤紘一氏夫人が敗訴 新聞記事の名誉棄損訴訟(共同通信)
新聞記事で名誉を傷つけられたとして、加藤紘一・元自民党幹事長の妻が朝日新聞社(東京)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁の杉山正巳裁判長は28日、請求を棄却した。
判決によると、朝日新聞は昨年3月9日の夕刊で、加藤氏の妻が山形県内の建設会社経営者の葬儀で弔辞を読んだことをめぐり、加藤氏の事務所の佐藤三郎元代表=所得税法違反の罪で有罪確定=が経営者一族に600万円を要求したと報じた。
妻側は「加藤夫人弔辞でも『商売』」という主見出しが「佐藤元代表ではなく自分が商売したような印象を与える」と主張したが、杉山裁判長は「ほかの見出しと併せて読めば誤解はしない。弔辞を読んだという事実を記述しただけで、名誉棄損に当たらない」と判断した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030728-00000099-kyodo-soci