2003年07月25日(金) 00時00分
医大ゼミ詐欺 保護者が賠償求め提訴(朝日新聞・)
元予備校生の保護者 医大専門予備校「全国医大ゼミナール」による詐欺事件で、大学入試で有利に取りはかる名目で多額の現金をだまし取られたとして、元予備校生の保護者=神奈川県相模原市=が24日までに、元経営者の土佐由貴雄被告(67)ら2人に6440万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こした。
訴えによると、土佐被告らは98年9月、「当校には歯科大の推薦制度がある。当校に寄付金を預けて欲しい」と保護者に作り話を持ち掛け、2千万円を振り込ませた。
その後も00年2月までの5回で、存在しない医・歯大への推薦制度の話を持ち掛け、計4440万円を振り込ませた。
00年3月までに、土佐被告らが寄付金を大学に払った様子がないことから、保護者が6440万円の返還を要請。土佐被告らは「3カ月後に返す」と言いながら、応じていなかった。
土佐被告は予備校生の保護者13人から5億円以上をだまし取ったとして、今年6月に静岡地裁で懲役11年の実刑判決を受けている
(7/25)
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news02.asp?kiji=9456
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