2003年07月25日(金) 22時48分
養殖トラフグ・ホルマリン使用問題 県に公開質問状−−熊本の住民団体 /長崎(毎日新聞)
熊本県本渡市の「天草の海からホルマリンをなくす会」(宮下正利会長)は23日、トラフグの養殖にホルマリンが使われていた問題に関して、県に公開質問状を提出した。同会の松本基督事務局長は「長崎県の対策はホルマリン使用履歴のあるトラフグのホルムアルデヒド残留調査や業者が出荷した場合に備えたもので、周辺環境への影響という視点を欠いている」と話している。
質問は10項目。「(同会が)県内のトラフグ養殖場に隣接する真珠養殖場のアコヤガイで実施した貝肉の化学分析の結果、検出されたホルムアルデヒドは魚類養殖場から流されたホルマリンが残留したものと考えられないか」「今後、海藻や植物プランクトンなどの水生生物がどのような影響を受けたかを調査する予定はあるか」など。
同会は8月22日までの回答を求めている。県水産振興課は「期日までに質問項目を整理して答えたい」と話している。【古田健治】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030725-00000004-mai-l42