2003年07月25日(金) 18時08分
大阪府警がヤミ金業者4人逮捕、「押し貸し」の疑いも(読売新聞)
大阪府警の悪質金融事犯特別取締本部は25日、法定利息を上回る高金利で融資していたとして、東京都新宿区の貸金業「ドカントサポート」実質経営者の吉田隆也容疑者(30)ら4人を出資法違反の疑いで逮捕した。
この業者は「ロングサポート」という別名を使い、融資希望者の銀行口座に一方的に金を振り込み利息返済を要求する「押し貸し」の疑いも浮上、府警は恐喝未遂容疑でも追及する。
調べでは、吉田容疑者らは今年6月初旬から中旬にかけ、大阪府内の溶接業の男性(55)ら2人に計7万円を融資し、1日あたりの法定利息(0・08%)の196—89倍の利息計約12万5000円を受け取った疑い。
府警によると、「ドカントサポート」は「低金利キャンペーン中」とうたい、数万円から数百万円の融資をダイレクトメールで宣伝。申込者には「希望額の融資をする信用作りのため、先に小口融資を受けてください」と持ちかけて元金返済を遅らせ、利息を膨れ上がらせていた。
「押し貸し」の被害を受けたのは府内の電気工事業の男性(33)で、今年1月中旬、「ロングサポート」に300万円の融資を申し込むと、「信用作りのため」と、先に3万円の融資を持ちかけられた。
男性は断ったが、数日後に突然、約2万7000円が銀行口座に振り込まれた。すぐに返金したが、その後、「30万円の利息の返済がすでに滞っている」「家に張り紙をして住めなくしてやる」などの脅迫電話が5月中旬まで続いたという。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030725-00000411-yom-soci