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大手インターネット証券5社の03年4〜6月期決算は、いずれも四半期としては過去最高の経常利益を達成した。5月からの株価上昇で新規顧客が増えたほか、従来の顧客も積極的に売買を繰り返し、株式の売買手数料収入が急増した。
顧客の拡大で口座数が増え、口座数トップのイー・トレード証券では、3月末に比べ6%増の28万7000口座(信用取引口座含む)に増えた。
各社とも6月の売買代金は単月での過去最高を記録し、大幅な増益につながった。DLJディレクトSFG証券の3カ月間の経常利益は02年度1年間の20倍。カブドットコム証券は2倍に達した。マネックス証券は創業以来の黒字を計上した。
ただ、「ネット証券の顧客はいつ売買をしぼませるか予断を許さない」(松井道夫・松井証券社長)だけに、各社とも新サービスの導入に力を注いでいる。
松井は28日から、少ない資金で多額の取引が可能な「信用取引」の取引期間を無期限とするサービスを始める。イー・トレードは米国株の取り扱いや、預かり資産の多い顧客に投資情報を電子メールで配信するサービスを始める予定だ。
◇主なネット証券の03年4〜6月期決算
社名 営業収益 経常損益
松井(連結) 3894(3493) 1572(316)
イー・トレード 2471(1932) 561(215)
DLJディレクトSFG 1916(1570) 401(96)
マネックス 1252(811) 66(▼334)
カブドットコム 1169(682) 384(43)
(単位・100万円。カッコ内は前年同期の実績。▼は赤字)(07/24 20:54)