2003年07月24日(木) 17時27分
ヤミ金電報の配達は違法 NTT西に賠償求め提訴(共同通信)
ヤミ金融業者が送り付けた脅迫的内容の取り立て電報で精神的苦痛を受けたのは内容を知って配達した側にも責任があるとして、大阪府や広島県などのヤミ金被害者18人が24日、NTT西日本(大阪市)に対し、それぞれ20万円の慰謝料支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
「指を10本送れ」といった電報による悪質な取り立てが各地で問題となっているが、NTTの責任を問う訴訟は初めて。別の被害者らが8月にもNTT東日本(東京都)を提訴する予定。
訴状などによると、原告らは今年1−5月にかけ、「金を返す気がないのなら、とことん追い込む」などと書かれた慶弔電報をヤミ金業者から送り付けられ、ノイローゼやパニック状態になるなどの苦痛を受けた。
NTTは、内容が慶弔でなく債権回収を目的とした脅迫であると認識しており、電文の受け付けや配達を拒否すべきなのに業者の恐喝行為に加担した、としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030724-00000091-kyodo-soci