2003年07月23日(水) 00時00分
福井県が白布の撤去を命令 白装束団体に、期限は31日 白装束団体が拠点施設近くの川岸に張り巡らしている白い布=23日午前、福井市五太子町 (東京新聞)
白装束の団体「パナウェーブ研究所」が福井市五太子町の拠点施設近くの川岸に白い布を張り巡らしている問題で、福井県は23日午前、河川法に違反しているとして、布の撤去を命じる文書を団体のメンバーに手渡した。
命令では31日を撤去期限として通知。それまでに撤去しない場合、県は行政代執行による強制撤去も辞さない構えだ。
県はこれまでも2度、原状回復を文書で指示してきた。しかし団体は白布を撤去せず、17日には県に、布の撤去は「女性会長の命にかかわる。(自分たちは)電磁波などから攻撃されており、守る方法は白い布以外にない」などとする弁明書を提出。県は主張が従来と変わらず、河川を占拠する理由として受け入れられないと判断した。
団体は、車両に白い布やステッカーを張り巡らしたキャラバン隊で岐阜県などを迷走し、5月に福井市の拠点施設に戻った。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030723/fls_____detail__036.shtml