2003年07月23日(水) 00時00分
社会保険庁職員を装いカード詐取・一関(朝日新聞・)
一関市の無職女性(80)が22日、社会保険庁の職員を装った男性に銀行のキャッシュカードをだまし取られたと一関署に被害届を出した。同署は詐欺の疑いで調べている。
一関署と岩手社会保険事務局によると、この日午前10時40分ごろ、「社会保険庁 年金監察部 監察官 安達 廣」と書いた名刺を出した中年男性の訪問を受けた。
男性は、女性が6月に夫を亡くした話をして「年金が未払いなので至急手続きをしたい」などと申し出て、通帳と印鑑を預かろうとした。女性は通帳を持っていなかったので、その男性は一緒にいた夫の姉から銀行のキャッシュカードを受け取り、暗証番号も聞き出したという。
男性は「30分ぐらいで戻る」と言い残して家を出たが、戻ってこなかった。不審に思った女性が銀行に問い合わせ、9万5千円が引き出されていたことがわかった。
男性は40歳代くらいで、やせ形で背広にネクタイをつけていたという。
同署の調べでは、この40分ほど前にも、市内の男性宅で、同じ名刺を出して通帳と印鑑をだまし取ろうとしていた男性がいたという。
岩手社会保険事務局によると、年金監察部、監察官という役職は実在しない。
(7/23)
http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=4106
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