2003年07月22日(火) 00時10分
Cisco 製品の脆弱性を悪用する方法が公に(japan.internet.com)
先日 DoS 状態に陥りかねない脆弱性をお伝えしたばかりの
Cisco (
NASDAQ:CSCO ) だが、同脆弱性を用いて、Cisco のルーターおよびスイッチ機器を攻撃する方法がインターネット上に出回った。そのため、セキュリティ会社は危険度を引き上げている。
スイッチやルーターなどネットワーク機器市場で圧倒的なシェアを持つ Cisco は、17日に同脆弱性に対応する
パッチと回避策 を公開したが、未対策のルーターを狙う攻撃方法がすでに出回り、実施例も出始めたことから、ネットワーク管理者の早急な対応が必要になっている。
ネットワークセキュリティ調査会社 ISS X-Force のエンジニアリングマネージャ Dan Ingevaldson 氏は、「完全に機能する悪用ツール」が、18日午前2時28分 (米国東部標準時間) にセキュリティ情報メーリングリスト『Full Disclosure』に公開され、直後から Cisco のルーターが攻撃を受けたという報告が上がりだしたと語った。
同氏は攻撃が成功すれば、未対策の Cisco ルーターやスイッチ機器を使用しているオフィスや家庭のネットワークが機能不全に陥りかねないとしているが、「問題の悪用ツールを使った小規模な攻撃は発生しているものの、今のところ大規模な攻撃を受けたという報告は届いていない。ISP に対する大がかりな攻撃が発生しなければ、一般的なエンドユーザーが直接影響を受けることはない」と述べた。
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