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静岡県富士宮市の住宅街の倉庫で有害な硫酸ピッチが入ったドラム缶約470本が無許可で放置されていた事件で、静岡県警は21日までに、埼玉県草加市松原1丁目の建設業者西尾英治容疑者(63)や倉庫所有者ら4人を廃棄物処理法違反(無許可運搬収集)の疑いで逮捕した。
ほか逮捕されたのは、山口組系暴力団組員の鶴見尚武(62)=同県川越市仙波町3丁目=▽会社員諸岡潤(35)=同県松伏町大川戸=▽倉庫所有者の斉藤晏輝(55)=富士宮市神田川町=。西尾容疑者は容疑を否認しているという。
調べでは、西尾、鶴見、諸岡の3容疑者は昨年11月〜今年3月に、千葉県から硫酸ピッチが入ったドラム缶約470本を、千葉、静岡の両知事に無許可で富士宮市大中里の倉庫に運搬した疑い。斉藤容疑者は昨年11月〜今年6月の間、倉庫に運び込まれた約470本を静岡県知事に無許可で保管した疑い。
硫酸ピッチの多くは、軽油の不正精製の過程でできる。気温が上がると硫化水素と亜硫酸ガスを発生し、目やのどに痛みを与える。事件は6月21日夜の異臭騒ぎで発覚。4月にも異臭騒ぎを起こしており、静岡県は16日から行政代執行で撤去作業を始めている。(07/21 17:15)