2003年07月20日(日) 03時07分
臭い、迷惑、非常識…道頓堀川飛び込み後の入浴お断り(読売新聞)
道頓堀川に飛び込んだ人は、入浴お断り——。大阪・ミナミの銭湯が19日、阪神タイガース優勝を見越して、早々とそんな姿勢を打ち出した。悪臭を放ち、浴槽も汚れ、他の入浴客に迷惑をかけるからだ。店主らは「常識をわきまえてほしい」と話している。
大阪市中央区の14の銭湯が加盟する大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合中央支部。昨年6月のサッカー・ワールドカップの際は、戎橋から次々と飛び込んだサポーターがずぶぬれのまま近くの銭湯に直行、他の客から「臭い」と苦情が相次いだという。
店主らはこの日の会合で、阪神優勝時の対応を話し合った。「また苦情が出る」「警察や市が飛び込みを止められないのか」と言った声が上がり、「川に飛び込んだ客はお断りする」との意見で一致した。
優勝当日には入り口に張り紙を出すという「桃の湯」の店主、堀善一郎さん(48)は「生活の汚れを落とすのが銭湯。雑菌まみれで入浴するのは常識はずれ」。同組合の縄手幸雄支部長(61)は「一般の入浴客の線を越えている。家の風呂で洗ってほしい」と話している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030720-00000401-yom-soci