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米ラスベガスで、裸の女性を追跡し、ゲーム用の銃で狙撃するツアーを企画した会社に対し、現地の反性暴力団体などから非難の声があがっている。ロイター通信が18日に伝えた。
同通信によると、この会社は「リアル・メン・アウトドア・プロダクション(Real Men Outdoor Production Inc.)」。このツアーは、ラスベガス周辺の未公表の場所に放たれた裸の女性を追跡し、当たると相手に塗料の付着するゲーム(ペイントボール)用の銃で狙撃するというもの。女性はスニーカー以外、何も身につけていない。同社によると、既に18回のツアーを行ったという。
ツアー参加料は1万ドル(約119万円)、「獲物」役の女性には1000ドルが支払われる。女性が制限時間内を逃げきれば、最高で2500ドルが支払われるという。
性暴力に反対する現地の団体は「危険かつ、女性を搾取するもの」とツアーを非難。ペイントボール銃製造会社大手のブラスイーグル社も抗議の声をあげている。
これに対し、RMOP社は「この企画に、違法な点はひとつもない。新しい大人向けの娯楽を提供しただけ。女性に対する虐待はない。女性が望むなら、ゴーグルとヘルメットを着けることもできる」と安全性を強調している。
この会社は以前、鹿狩りの様子を模して裸の女性を森の中で追いかけるビデオの販売許可をラスベガス市から取得している。このため、今回の企画はビデオ販売のための宣伝行為とみる向きもある。
(07/20 14:44)