2003年07月20日(日) 22時13分
大塚製薬に不当労働行為 組合脱退勧めたと地労委(共同通信)
徳島県地方労働委員会は20日までに、大塚製薬(東京)で上司が組合員に対し、労組からの脱退を勧めたとして、不当労働行為があったと認め、救済命令を出した。
命令の中で、地労委は「上司の発言は組合からの脱退を勧めた支配介入にあたる」と判断した。
命令書によると、同社の大塚アッセイ研究所(徳島市)勤務で、退職か提携会社への転籍か、の二者択一を求められていた組合員の1人が昨年8月末、上司から「組合員だと再就職も難しい条件に入る」などと電話で組合からの脱退を勧められた。
地労委は、電話で話をしたのが団体交渉の当日で、上司が交渉の社側担当者だったことなどから不当労働行為と認めた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030720-00000116-kyodo-soci