2003年07月20日(日) 00時00分

県の電子掲示板をリニューアル 論議のテーマ、自由に提案を （東京新聞）

　インターネット上で県政の課題について論議する県の電子掲示板「ｅ−デモ会議室」が、利用者の伸び悩みの打開を目指し、リニューアルした。県民が新テーマを提案するのに一定の賛同者を要するとの条件をなくしたり、提案者自身が会議を仕切る「エディター」になる。これまでに九テーマの応募があり、十九日から、トイレについて考える会議室など三テーマが新設された。

　同会議室では、これまでに県民から提案された二テーマを含む八テーマを開設。しかし、県民提案のテーマが開設されるには、十人程度の賛同者のコメントが必要で、実現までに数カ月かかったり、コメントが集まらず“お蔵入り”するケースが多かった。

　このため、七月一日から賛同者の要件を撤廃。県内在住、在学、在勤者でテーマ名と概要を記せば、原則として自由に会議室を開設できるようにした。十九日からは、トイレについて考える「うんちの部屋」や、県内の路上で見る風物を写真やコメントで紹介し合う「みえ路上観察」など県民提案の三会議室が新たにスタートした。

　同会議室は昨年五月に立ち上がり、十七日までの投稿数は八千七百五十五件。しかし、登録者数は九百五十人にとどまり、発言者が固定化するなど、利用が伸び悩んでいる。

　ｅ−デモ会議室のアドレスは、http://www.e-demo.pref.mie.jp/　（山本　真嗣）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20030720/lcl_____mie_____002.shtml