2003年07月19日(土) 14時23分
迷惑メールの非合法化、79%が支持(ZDNet)
Harris Interactiveが実施した調査で、スパムメールを「非常に迷惑だ」と考える人が昨年12月よりも減少し、64%になっていることが分かった。12月の調査ではこの割合は80%に達していた。
この調査はインターネットを利用している米国の成人を対象に2度にわたって実施されたもので、1回目は5月19日から27日にかけて3462人を対象に行われ、2回目は6月10日から15日までの期間で655人が調査対象となった。
調査報告書を執筆したハンフリー・テイラー氏は、スパムを迷惑だと思う人が減少したのは、この問題に対する対策が向上しているためだと分析。「スパムを従来よりも効率的に発見して削除できるようになっているのかもしれないが、スパムを撲滅または減少させたいという願望が減退しているわけでは決してない」と指摘している。
実際、承諾を得ずに大量送信される電子メールを非合法化すべきだとの回答は過去最高を記録、スパムを非合法化する法律を支持するとの回答は、12月の74%から今回は79%に増加している。
回答者が受け取る電子メールのうち、スパムメールは40%を占めている。ほかの調査では、この割合が過半数になるものもある。最も迷惑なスパムの筆頭に挙げられたのはポルノメールで、次いでローンやバイアグラなどを売り込むメール。コンピュータやハード製品を宣伝するスパムが迷惑だと答えたのは31%にとどまった。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030719-00000013-zdn-sci