2003年07月18日(金) 13時05分
修習未了でも弁護士資格 司法制度関連法が成立(共同通信)
司法修習を終えていなくても弁護士資格を与える弁護士法の特例の対象を、国会議員などに広げる「司法制度改革のための裁判所法等改正法案」は18日午後、参院本会議で与党の賛成多数で可決、成立した。
国会議員への弁護士資格付与は、司法試験に合格していることが前提。5年以上、国会議員に在職していれば、司法修習の代わりに法相が定める短期の研修を受けて資格を得ることができる。衆参両院の現職議員で対象となるのは7人。野党は「国会議員が自ら優遇措置を講じるお手盛り法案だ」と批判していた。
国会議員以外では(1)司法試験に合格後、裁判手続きなどに7年以上携わった企業法務担当者や公務員(2)副検事を対象にした検察官特別考試を経て任命される「特任検事」を5年以上経験した者−にも特例の対象を広げた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030718-00000114-kyodo-pol