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東京市場では、五月上旬に平均株価が八〇〇〇円台を回復、六月下旬からはさらに続伸し、九〇〇〇円台が定着するなど久しぶりの上昇相場になっている。出来高も今月十六日まで三十五営業日連続で十億株を超える活況が続いている。
活況相場を支える“主役”の外国人投資家や証券会社の自己売買部門と並んで、一翼を担う個人投資家は、手数料の安さなどから急速にネット証券を活用した取引に移っている。既に、売買代金ベースで約七割がネット証券を通じて注文するほど拡大している。
マネックス証券の決算は営業収益が前年同期比54・3%増の十二億五千二百万円。経常利益は前年同期が三億三千四百万円の赤字だったが、今期は六千六百万円とわずかながら黒字に転換した。
株式の注文件数は三月の二万百三十件が、六月には三万四千六百三十八件と一・七倍に急増した。その結果、委託手数料が前年同期比で36%増と大幅に増えた。一方、外国為替の保証金取引の導入や、中国株ファンドなど商品の多様化を進めたことが奏功した。
同社の松本大社長は個人投資家の動きが活発化していることについて「センチメント(意識)が変わってきた印象がある」と語り、本年度通期の業績を黒字化することも楽観的な見方を示した。
カブドットコム証券は営業収益が前年同期比71%増の十一億六千九百万円、経常利益は同八・九倍の三億八千四百万円だった。二〇〇三年三月期の営業利益が一億八千五百万円だったので、この三カ月間で前期利益の二倍余を稼いだ計算になる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030717/mng_____kei_____003.shtml