2003年07月17日(木) 20時11分
全農4回目の業務改善命令 コメとタマネギ不正表示(共同通信)
農水省は17日、子会社によるコメ不正表示などが明らかになった全国農業協同組合連合会(全農)に対し、農協法に基づく業務改善命令を出した。全農が農産品不正表示で農協法に基づく処分を受けるのは一昨年以来4回目。
相次ぐ不祥事を重く見た亀井善之農相は同日夕、全農の木下順一経営委員会会長と田林聡理事長を呼び、業務の改善と責任者を厳正に処分するよう直接指示した。
処分理由は、全農パールライス東日本(東京)が今年2月まで「コシヒカリ」など銘柄米の産地表示を偽っていたことと、全農佐賀園芸販売所のタマネギ仕入れ先名称の誤りが3月に判明したこと。
農相から異例の直接処分を受け取った木下会長は「信頼を失い、心からおわびする」と述べたが、進退については辞任する考えがないことを示した。(共同通信)
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