2003年07月17日(木) 00時00分
業者の口座仮差し押さえ ヤミ金被害で地裁(朝日新聞・)
法外な金利で貸す「ヤミ金融」業者に不当な現金を払わされたとして、下越地方の男性が東京都新宿区の業者の銀行口座の保全を申し立て、新潟地裁が16日までに仮差し押さえを認める決定を出していたことが分かった。県内では初と見られる。
男性の弁護士らによると、仮差し押さえの対象になったのは業者が都銀の都内の支店に開設している口座。個人名義で、業者とは関係ない「架空口座」と見られる。
男性は今年3月ごろ、業者から5万円を借り、10日で2万7千円、年利2千%近くの法外な金利を2、3回ほど口座に振り込んだ。元本返済を求められていた5月上旬、入金が遅れた際に業者が男性の父親に電話。業者に脅されたため、父親は97万円を振り込んだという。男性はこれを不当として業者側に返還を求めている。
決定を受け、男性側には近く、口座がある銀行側から口座の残金などについて連絡がある予定。残金から被害回復の可能性はあるが、場合によっては業者の提訴や、詐欺容疑での刑事告訴も検討しているという。
(7/17)
http://mytown.asahi.com/niigata/news02.asp?kiji=4566
|