2003年07月16日(水) 14時37分
<牛乳大腸菌>鹿児島県酪農乳業製品から検出、自主回収(毎日新聞)
鹿児島県川内市の県酪農乳業(増満基仁社長)が14日に製造した「県酪農協3.5牛乳」(紙パック入り200ミリリットル)から大腸菌が検出された。同社は自主回収を進めている。
同社によると、自社の細菌検査で15日、13検体のうち3体から1ミリリットル当たり1〜2個の大腸菌が検出された。この商品の製造ラインは二つあるが、検出されたのは片方だけのため、パックに牛乳を注入するノズルが汚染していた可能性があるとみて調べている。
14日の製造分約5万9300パックのうち、県西部の306小中学校の15日の給食用に出荷した約4万8000パックは同日中にすべて回収。県内と宮崎県の一部のスーパーなどに出荷した約1万1300パックは16日朝までに6割の回収のめどがついた。
食品衛生法は、乳製品に大腸菌群が含まれてはならないと定めている。鹿児島県生活衛生課によると、16日午前9時現在、被害の届けは出ていない。【藤野智成】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030716-00001079-mai-soci