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2003年07月15日(火) 18時37分

ネットの検索キーワード連動広告 年率35%で市場拡大朝日新聞

 インターネット上の広告に、新たな動きが広がっている。利用者の多いウエブサイト上に不特定多数に向けて出す「バナー広告」が中心だったが、より消費者の照準を絞って、検索した先の画面に利用者が選んだキーワードに関連した広告を出す手法が目立ち始めた。年率35%で市場の拡大が見込まれているといい、各社の競争が激化している。

 ネット利用者は欲しい情報を得る際、ヤフーやグーグルなどのネット上の検索サイトに行ってキーワードを打ち込み、表示される検索結果をたどっていくのが一般的だ。その検索結果の画面に、関連広告も一緒に掲載する仕組みだ。

 例えば、利用者がキーワードとして「映画」と打ち込むと、検索結果として映画関連サイトの一覧が表示される。同じ画面内の目立つ場所に、別枠で「スポンサー」の欄を設け、「映画DVDの販売業者」などの広告が表示される形式になっている。キーワードに応じて表示される広告が変わる。利用者の好みに合わせて広告を出すことができるのが特徴だ。

 世界全体の検索画面広告市場は03年は20億ドルだが、06年には50億ドルに達するものと見込まれているという。

 急拡大する市場で主導権を握ろうと、インターネット検索最大手の米ヤフーは14日、もともと提携関係にあった検索画面広告大手のオーバーチュアを、16億3000万ドル(約1900億円)で買収すると発表した。

 検索画面広告では、新興のネット検索大手、米グーグルもビジネスを拡大させており、競争は激しさを増している。(07/15 17:32)

http://www.asahi.com/business/update/0715/107.html